「死に直面しても屈しない」=トランプ氏、銃撃現場で再び演説―米大統領選
【バトラー(米ペンシルベニア州)時事】トランプ前米大統領(78)は5日、7月13日に銃撃を受けた東部ペンシルベニア州バトラーを再び訪れ、演説した。大統領選投開票の1カ月前に当たるこの日、暗殺未遂事件の現場に戻り暴力に負けない強さを誇示。「米国を救う決意は揺るがない。死に直面しても私は決して屈しない」と述べ、返り咲きに向け支持層を奮い立たせた。
トランプ氏は冒頭、銃弾が飛ぶ中で妻と娘をかばい亡くなった消防士コリー・コンペラトーレさん=当時(50)=をたたえ、黙とう。遺族や、事件でけがをした集会参加者らが招かれ、コンペラトーレさんの制服には花が手向けられた。
演説が始まると、ハリス副大統領(59)を「極左」と攻撃し、自らへの支持を訴えた。実業家のイーロン・マスク氏やバンス副大統領候補も出席。マスク氏は「(民主党は)言論の自由を奪おうとしている」とトランプ氏への投票を促した。
退役軍人のトム・サマーズさん(44)は、銃撃を受けた現場に戻ったトランプ氏を「強い『大統領』だ」と称賛。「だからこそ、多くの人が興奮した」と語った。地元に住むジョン・デコーリさん(65)は、「不法移民が入り、ガソリン価格は上昇した。トランプ政権ではすべてうまくいっていた」と返り咲きを願った。
会場は、多くの警官が配置され、近くの建物の屋上では複数の狙撃手が警戒する厳戒態勢。早朝から7月の集会を上回る多数の支持者が詰め掛け、入場の列を成した。ただ、集会の終盤、辺りが薄暗くなると、トランプ氏の演説終了を待たずに帰路に就く支持者も多く見られた。
[時事通信社]
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