和歌山県産みかんのビール開発へ=岸本知事らが東京・羽田で仕込み式―信金ネットワーク
城南信用金庫など全国の信金でつくる「よい仕事おこしネットワーク」は17日、東京・羽田で、和歌山県産のみかんを使ったクラフトビールの仕込み式を行った。同県の岸本周平知事や生産者らが、麦汁の入った釜にみかんの果皮を投入。岸本氏は「胸が躍るわくわくする気持ち」と笑顔を見せた。
ビールは、羽田空港に隣接するレストラン「HANEDA SKY BREWING」内の醸造所で作る。今後、同県産のみかんジュースも入れて5月下旬に完成、レストランで販売する予定だ。岸本氏は「2025年大阪・関西万博の機運醸成が課題なので、関連イベントでも宣伝したい」と述べた。
信金ネットワークは、自治体などと共に各地の名産品を活用した新商品を開発し、PRする地域連携プロジェクトを展開している。今回はみかんの生産量が全国1位の和歌山県とタッグを組んだ。
生産者の伊藤農園(和歌山県有田市)の伊藤彰浩社長は、「みかんが持つ豊かな風味と魅力を新しい形で届ける試み」と期待。城南信金の川本恭治理事長は「和歌山県の魅力を日本中に発信できる」と力を込めた。
[時事通信社]
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