2024-04-09 12:24スポーツ

節目の記録まであと1本=大谷、クリケット効果も―米大リーグ

ツインズ戦の7回、ソロ本塁打を放つドジャースの大谷=8日、ミネアポリス
ツインズ戦の7回、ソロ本塁打を放つドジャースの大谷=8日、ミネアポリス

 ドジャースの大谷が逆方向への一発で、大きな節目となる記録に王手をかけた。1点リードした直後の七回2死。ジャクソンの甘く入ったスライダーを捉え、左翼席最前列に3号ソロを運んだ。
 これでメジャー通算174本塁打とし、日本選手最多となる松井秀喜氏の175本まであと1本。「もちろん特別な数字。早く打ちたいなという気持ちはある」と意識している記録だ。
 今季は開幕から自身ワーストとなる8試合連続ノーアーチだったが、3日に待望の1号を打ってからは上り調子。「一本出るかどうかで全然違う。余裕を持って打席に入れるのは大きい」。この日は一回に中越え二塁打、六回に左翼線二塁打で、複数安打を自身のメジャー最長となる5試合連続に伸ばした。
 その中でも試行錯誤は続いている。7日のカブス戦では2打席凡退した後、雨で3時間近い中断があった。「凡退した後はクリケットのバットで打ったりとか。バットが面になっていて、練習の一環として良さそうだと思った」。この試合の再開後は三塁打と二塁打。いつもと違う練習の成果が、早くも表れたようだ。
 ロバーツ監督は「翔平はとてもいい状態で、抑えるのは難しいだろう。秘密兵器のクリケットのバットもあるしね」と満面の笑みを浮かべていた。(ミネアポリス時事)
[時事通信社]

ツインズ戦の7回、ソロ本塁打を放ちチームメートに迎えられるドジャースの大谷=8日、ミネアポリス
ツインズ戦の7回、ソロ本塁打を放ちチームメートに迎えられるドジャースの大谷=8日、ミネアポリス

最新動画

最新ニュース

写真特集