2024-04-02 23:12スポーツ

プロ12年目で初セーブ=則本、喜びは故星野さんへ―プロ野球・楽天

プロ初セーブを挙げた楽天の則本(右)=2日、エスコンF
プロ初セーブを挙げた楽天の則本(右)=2日、エスコンF

 楽天の則本が新守護神としての第一歩を踏み出した。2点のリードを守り、プロ12年目で初セーブ。「抑えはみんながつくってくれた試合を締めるのが仕事。そこをしっかりとできたのは自信になった」と胸を張った。
 表の攻撃で捕手の石原がソロ本塁打を放ち、点差が広がって向かったマウンド。その1点が力となり、初めて迎えたセーブ機会も「意外に落ち着けていた」と振り返る。初球は154キロ。代打の加藤豪、松本剛、万波をわずか4球で片付けた。
 チームで長く抑えを務めた松井裕が昨オフに米大リーグへ移籍。今江監督は昨秋の就任早々、後任に則本を選んだ。新たな仕事を果たした右腕を、指揮官は「初球の真っすぐに鳥肌が立った。気持ちで押す投球をしてくれた」と称賛した。
 記念の1セーブを挙げた喜びは、元楽天監督の故星野仙一さんに届けたいという。プロ入り直後を支えてくれた恩師へ、則本は「『立場は変わったけど、頑張っています』と伝えたい」と語った。 
[時事通信社]

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