73年ぶり新捕鯨母船=「関鯨丸」竣工―山口県下関
共同船舶(東京)の新捕鯨母船「関鯨丸」の竣工(しゅんこう)式が29日、山口県下関市で開かれた。国産の建造は73年ぶり。最新鋭の設備を備え、世界で唯一の船団式捕鯨船の母船となる。昨年11月に最後の操業を終えた「日新丸」の後を引き継ぐ。
関鯨丸は、総重量約9300トン、全長112.6メートル、船幅21メートル。クジラを引き揚げる際の通路となるスリップウェイは、日新丸よりも傾斜が緩やかで、従来捕獲してきたニタリクジラやイワシクジラより2、3倍大きい70トン級のナガスクジラにも対応できる。
1991年から操業してきた日新丸は、引退までに調査捕鯨と商業捕鯨を合わせて、1万7072頭を捕獲した。南極海での操業中には反捕鯨団体シー・シェパードなどから船で体当たりされる妨害を受けた。
日本は2019年に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し商業捕鯨を再開したが、鯨肉の消費は低迷が続いている。
[時事通信社]
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