2024-04-28 05:09社会

「望外の喜び」=俳優の段田安則さん―紫綬褒章

 熟練の技巧で数多くの舞台やドラマ、映画を彩ってきた俳優の段田安則さん(67)。コメントを寄せ、「まさに望外の喜び。漠然と俳優を志し、上京した22歳の自分に、褒章を頂けると言ったらどんな顔をしたでしょうか」と感慨をつづった。
 劇団青年座研究所を経て、野田秀樹さん主宰の劇団夢の遊眠社で頭角を現した。以降も硬軟自在の演技力で幅広い役を演じ、「セールスマンの死」などで読売演劇大賞ほか数々の演劇賞を受賞。映像作品でも確かな存在感を発揮するが、「俳優はゼロからは何も生み出せません。一緒に仕事をさせていただいた方々のお力添えに感謝いたします」と謙虚にしたためた。
 海外の演出家からも信頼を集め、評価は高まるばかりだが、「今後も変わらず、仕事に励む所存です」と先を見据える。 
[時事通信社]

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