2024-03-21 12:21スポーツ

大谷選手の水原通訳を解雇=多額の賭博関与か―米大リーグ・ドジャース

記者会見するドジャースの大谷翔平(右)。左は通訳の水原一平氏=16日、ソウルの高尺スカイドーム
記者会見するドジャースの大谷翔平(右)。左は通訳の水原一平氏=16日、ソウルの高尺スカイドーム

 【ロサンゼルス時事】米大リーグのドジャースが、大谷翔平選手の通訳を務める水原一平氏を解雇したと20日、地元紙ロサンゼルス・タイムズなどが伝えた。
 報道によると、水原氏は違法賭博の疑いで捜査を受けているブックメーカーと取引を行っていた。米スポーツ専門局ESPNは、水原氏の損失の支払いのため、大谷選手の口座からブックメーカー側に少なくとも450万ドル(約6億8000万円)の送金があったと報じた。水原氏は大谷選手本人の賭博行為は否定。大谷選手の弁護士は「巨額の窃盗に遭った」と主張している。
 ドジャースの広報担当者の話として、水原氏が20日にソウルで行われたパドレスとの今季開幕戦後に、チームメートの前でギャンブル依存症を告白したことも伝えた。
 語学が堪能な水原氏は、日本ハムに所属していたことが縁で、2018年にエンゼルスへ移籍した大谷選手の専属通訳として同行。練習時のキャッチボール相手や運転手も務めるなど、公私にわたって大谷選手をサポートしていた。昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、3大会ぶり3度目の優勝を果たした日本代表のスタッフとしてチームを支えた。 
[時事通信社]

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