2024-03-06 08:00地域

春の海に「ひな流し」 和歌山市

 和歌山市の淡嶋神社で、女の子の健康や成長を願ってひな人形を舟に乗せて海へ流す伝統神事「ひな流し」が行われた。参拝客約6000人が見守る中、3隻の小舟が春の海へと運ばれた。
 この神社は人形供養で知られ、1年間で奉納されたひな人形は全国から約5万体。本殿でおはらいをした約500体のひな人形を、巫女(みこ)が桃の花や菜の花で飾られた3隻の白木の小舟に乗せた。舟を担いだ女性は幸せになれると言い伝えがあり、女性参拝客らが約500メートル離れた海辺まで交代で担ぎながら運んだ。
 小舟を担いだ同市の松多那奈実ちゃん(6)は「舟はそこまで重くなかった。海に出るときは紙吹雪が舞ってきれいだった」と笑顔で話した。【もぎたて便】

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