石破首相「80年談話」見送りへ=戦争検証で有識者会議
石破茂首相は、戦後80年の節目に合わせた閣議決定による「談話」の発出を見送る方向で調整に入った。政府関係者が27日、明らかにした。一方、先の大戦を検証するための有識者会議を4月にも設置することを検討。8月15日の終戦記念日に向け、成果の公表を目指す。
首相は談話の是非を熟慮していたが、歴史認識を巡る国内外の論争が再燃する可能性を懸念し、見送る判断に傾いた。閣議決定する談話では「首相の個人的な思いが書けない」(政府関係者)との理由もある。
2015年8月の安倍晋三首相(当時)による戦後70年の談話は、先の大戦への「痛切な反省とおわび」を盛り込みつつ、戦後の「謝罪外交」に終止符を打つことを強く意識した。
歴史認識について、石破首相はこれを踏襲する方針を示している。林芳正官房長官は27日の記者会見で「歴代内閣の立場を今後も引き継ぐ」と強調した。
ただ、自民党内は保守派を中心に、新たな談話の発出で歴史認識に再び焦点が当たることへの警戒感が根強い。首相は判断に当たり、こうした党内事情も考慮したとみられる。
有識者会議での検証は、得られた教訓を国民間で広く共有し、平和国家としての歩みを確かなものにする狙いがある。首相の意向を踏まえ、日本が無謀な戦争に突入した理由や、政府が軍部の暴走を止められなかった要因などが論点となる見通し。歴史認識には触れない方向だ。
[時事通信社]
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