被団協の田中代表委員が講演=若い世代に平和訴え―仙台
ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳代表委員(92)の講演会が21日、東北大(仙台市青葉区)で行われた。田中さんは「核兵器がどんなに悲惨な状況をつくり出したか、みんなで議論してふさわしい行動の形を作ることが大事だ」と話し、若い世代に向け平和の大切さを訴えた。
田中さんは長らく東北大工学部の教員として勤務した経歴があり、同日、大学から「東北大学国際功労賞」も授与された。
13歳の時に長崎の自宅で被爆した田中さんは約600人の参加者を前に、「何百人、何千人を一度に殺し、けがをさせる方法が許されるはずがない」と強調。その上で、被団協の活動に触れ「努力はまだ実っていない。これからは若い人たちが頑張って、被爆者の証言を、(原爆を)知らない多くの人たちに話してほしい」と訴えた。
[時事通信社]
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