2025-03-21 20:12社会

時事・出井氏にボーン・上田賞授与＝北極圏を長期取材

「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞した時事通信の出井亮太外信部編集委員（左）と読売新聞の倉茂由美子ローマ特派員＝２１日午後、東京都千代田区

　優れた報道活動を通じて国際理解の促進に貢献したジャーナリストをたたえる２０２４年度の「ボーン・上田記念国際記者賞」の授賞式が２１日、東京都内で開かれ、受賞者の時事通信の出井亮太外信部編集委員（４７）と読売新聞の倉茂由美子ローマ特派員（４２）に賞状と副賞が贈られた。
　出井編集委員は２４年５～６月、北極圏のノルウェー領スバルバル諸島などに出張し、関係国による資源争奪戦や地球温暖化による影響を報じた。授賞式では「北極圏という日本から遠く離れた地域やそこに住む人について、読者に知ってもらえたのは意義あることだと思う」と話した。
　ロシアによる侵攻が続くウクライナを取材し、地元市民の体験を伝えたことが評価された倉茂記者は「これからもウクライナの人を置き去りにしないという気持ちで現地からの報道を続けていきたい」と語った。　
［時事通信社］

「ボーン・上田記念国際記者賞」の授賞式であいさつする時事通信の出井亮太外信部編集委員＝２１日午後、東京都千代田区

時事・出井氏にボーン・上田賞授与＝北極圏を長期取材

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