台湾緊張あおる国に懲罰=中国軍幹部、日米けん制か
【北京時事】中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区の林向陽司令官は14日に北京で開かれた会合で、台湾統一に干渉した国に懲罰を加えると述べた。トランプ米政権や日本をけん制する狙いがあるとみられる。中国共産党機関紙・人民日報(電子版)が15日、発言録を掲載した。
この会合は、中国が台湾独立を阻止する目的で「反国家分裂法」を制定し20年を迎えたのを記念して開催。林司令官は「国家統一を破壊するいかなる活動も粉砕する能力がある」とした上で、「台湾独立分子が向こう見ずなことをしたり、外部勢力が両岸(中台)関係の緊張をあおることに固執したりすれば、軍はあらゆる必要な措置を講じ、力強く阻止して懲罰を加える」と発言した。
[時事通信社]
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