夫婦間レイプ、婚姻外より寛大に扱うべき インド政府
【ムンバイAFP=時事】インドの活動家らが夫婦間レイプの違法化を求めて起こし、最高裁判所で審理が行われている訴訟について、政府は、夫婦間レイプは婚姻外のレイプよりも寛大に扱われるべきだとの見解を最高裁に提出した。≪写真は資料写真≫
英植民地時代の19世紀に導入されたインドの刑法では、「男性による自身の妻との性行為はレイプではない」と明確に規定されている。
夫婦間レイプの違法化を目指す活動家らは10年にわたって法廷闘争を続けてきたが、ナレンドラ・モディ政権は7月、この規定を残したまま改正刑法を成立させた。
内務省は3日、夫婦間レイプは「刑事罰」を受けるべきだが、婚姻外のレイプよりも寛大に扱われるべきだとする宣誓供述書を最高裁に提出した。
主要紙インディアン・エクスプレスによれば、宣誓供述書には「夫には、妻の同意を侵害する基本的な権利がないことは確かだ」「だが、インドで『レイプ』と認識されている性質の犯罪を婚姻制度に当てはめれば、おそらく理不尽だと見なされるだろう」と記されている。
インドの現行刑法では、レイプで有罪となった場合、10年以上の禁錮刑が科される。
宣誓供述書は夫婦間レイプについて、女性をドメスティックバイオレンス(DV)から守る2005年の法律を含む現行法で十分対処できているとしている。
だが、2005年の法律は性的虐待もDVの一形態と認めているが、加害者に対する刑事罰は規定していない。刑法の別の条項では、夫の妻に対する「残虐行為」という大ざっぱな定義に対して、3年以下の禁錮刑を規定している。
2019~21年に実施された全国家族健康調査の最新版によると、インドでは18~49歳の既婚女性の6%が、配偶者から性的暴力を受けたと報告。1000万人以上の女性が夫から性的暴力を受けている計算になる。
また、同調査によれば、既婚女性の18%近くは、夫に性行為を求められると、断れないと感じている。
インドの多くの地域では離婚はタブーとされ、不幸な結婚を続けるように家族や社会から圧力をかけられることも多く、同国の離婚率はわずか1%となっている。【翻訳編集AFPBBNews】
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