成田空港の密輸事件で発見された新種の可能性のあるサル=2019年6月撮影[東京税関成田税関支署提供]【時事通信社】 千葉県警と東京税関は11日までに、絶滅の恐れがある希少なサルなどをタイから密輸しようとしたとして、関税法違反(無許可輸入未遂)容疑で、塗装建設業の男(40)を逮捕した。このうち、サルは新種の可能性があるという。 逮捕容疑は2018年9月、ワシントン条約で取引が制限されているサルやカメのほか、ネズミやトカゲなど計17匹を密輸しようとした疑い。 県警などによると、専門家に鑑定を依頼したところ、このうちサル2匹はガラゴ科ショウガラゴ属だが、該当する種がなかったという。尾を除く体長は約15センチで、大きな目と耳、灰色の体毛が特徴。