トランプ新政権の顔ぶれ (2/35)
マルコ・ルビオ トランプ次期米大統領は13日、中国やイランに対する強硬派で知られるマルコ・ルビオ上院議員(53)を国務長官に指名すると発表した。ロシアによるウクライナ侵攻や中東での紛争終結に加え、覇権主義的な動きを強める中国への対応など、政権2期目の外交の司令塔を担う。南部フロリダ州マイアミ出身。キューバ移民の両親の下に生まれた。 トランプ氏は声明で、「ルビオ氏はわが国の強力な擁護者で、同盟国の真の友人であり、敵対者には決して引き下がらない恐れを知らぬ戦士だ」と評価した。東アジアの国際関係に精通し、訪日経験もある。 ルビオ氏は2010年に上院議員に初当選した。上院外交委員会や情報委などに所属。中国・新疆ウイグル自治区で行われている強制労働に関係した製品の輸入を認めないウイグル強制労働防止法の成立を主導した。(2024年11月13日) 写真は2024年10月29日、米ペンシルベニア州アレンタウンで開かれたドナルド・トランプ氏の選挙集会で演説するマルコ・ルビオ氏 【AFP時事】