指揮者の小澤征爾さん(77)が23日、長野県松本市で開催中のサイトウ・キネン・フェスティバル松本に出演、ラベルのオペラ「こどもと魔法」を約45分間にわたって指揮した。昨年3月に活動休止を発表して以来の本格復帰。軽快で伸びやかな指揮でオーケストラをまとめ、聴衆から盛大な拍手を受けた。 公演後のパーティーで小澤さんは「サイトウ・キネンは市や県、ボランティアの方々の助けがなければできない。本当に感謝している」とあいさつした。 小澤さんは食道がんや腰痛を克服したものの、昨年1月に水戸室内管弦楽団の公演で体調を崩し、体力回復のため1年間活動を休止。今年3月に小澤征爾音楽塾の演奏会で短い曲を振るなどして今回に備えた。8月に松本入りして精力的に練習を続け、体調を崩すこともなかったという。 写真は、「第22回サイトウ・キネン・フェスティバル松本」で指揮をする小澤征爾さん(松本市のまつもと市民芸術館)〔大窪道治さん提供〕(2013年08月23日) 【時事通信社】
2024.04.10
人物・歴史
世界のマエストロ 小澤征爾氏 (5/92)
指揮者の小澤征爾さん(77)が23日、長野県松本市で開催中のサイトウ・キネン・フェスティバル松本に出演、ラベルのオペラ「こどもと魔法」を約45分間にわたって指揮した。昨年3月に活動休止を発表して以来の本格復帰。軽快で伸びやかな指揮でオーケストラをまとめ、聴衆から盛大な拍手を受けた。 公演後のパーティーで小澤さんは「サイトウ・キネンは市や県、ボランティアの方々の助けがなければできない。本当に感謝している」とあいさつした。 小澤さんは食道がんや腰痛を克服したものの、昨年1月に水戸室内管弦楽団の公演で体調を崩し、体力回復のため1年間活動を休止。今年3月に小澤征爾音楽塾の演奏会で短い曲を振るなどして今回に備えた。8月に松本入りして精力的に練習を続け、体調を崩すこともなかったという。 写真は、「第22回サイトウ・キネン・フェスティバル松本」で指揮をする小澤征爾さん(松本市のまつもと市民芸術館)〔大窪道治さん提供〕(2013年08月23日) 【時事通信社】