2019.10.07 スポーツ

【女子テニス】大坂なおみ (384/482)

ウィンブルドン選手権・女子シングルス2回戦を突破し、声を上げて喜ぶ大坂なおみ=2017年7月5日、英国ウィンブルドン【EPA=時事】 テニスのウィンブルドン選手権第3日は5日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、女子シングルス2回戦では世界59位で初出場の大坂なおみ(日清食品)が世界23位のバルボラ・ストリツォバ(チェコ)に6−1、0−6、6−4で競り勝った。 初出場の大坂が強敵ストリツォバを撃破した。最後に強烈なボレーを決め、フルセットの戦いを鮮やかに締めた。 自分の力を信じて戦い抜いた。第1セットは集中力の上回った大坂が6−1で勢いを付けて奪取。しかしサーブの威力を強めた相手が第2セットに巻き返した。1ゲームも取れずにセットオール。さらに最終セットの大坂は、最初のサービスゲームでミスを犯し0−30と劣勢に立った。 しかし崩れなかった。「失うものがない」という思いで開き直り、ミスを恐れずに自分を取り戻してブレークされる危機をしのいだ。第7ゲームでは持ち前の強打を左右に打ち分け、早い仕掛けで相手のサービスを破った。 四大大会で初のベスト16を懸け、次はウィンブルドンを5度制したビーナス・ウィリアムズ(米国)と初対戦する。運転中の交通事故が発覚して心理的に揺れている相手だが、大坂にとっては幼い頃に強い影響を受けた憧れの存在。「できればセンターコートでやりたい。なるべく緊張しなければいいな」。日本女子で随一のパワーを誇る19歳が、さらに波乱を起こすかもしれない。(ウィンブルドン時事)