2019.10.07 スポーツ

【女子テニス】大坂なおみ (378/482)

ウィンブルドン選手権・女子シングルス3回戦の後、ビーナス・ウィリアムズ(右、米国)と健闘をたたえ合う大坂なおみ。6−7、4−6で競り負け、四大大会初の16強入りはならなかった=英国ウィンブルドン【AFP=時事】 テニスを始めるきっかけをくれたウィリアムズ姉妹の姉ビーナスと、芝の聖地で初対戦した大坂。大観衆に囲まれ、硬くなってもおかしくはなかったが、「相手のことは考えないようにした」。力は示したものの、結果は1時間25分でストレート負け。ウィンブルドンを5度も制した37歳に、経験の差を思い知らされた。 第1セットは互角の展開に持ち込み、タイブレークでは3−0とリードした。だが、ショットのミスで追いつかれた直後、第2サーブを狙い打ちされるなど7連続失点でセットを落とす。第2セットは第7ゲームでボレーなどのミスを重ね、サービスを破られた。百戦錬磨のベテランはわずかな隙を逃してくれず、「動揺してしまった」。 190キロを超えるサーブやストロークの強打で、ビーナスに押し勝つ場面は何度もあった。相手が四大大会に初めて出場した1997年に生まれた19歳。大会初出場で2度勝利し、存在感はアピールした。「きょうは夢みたいだったし、学ぶことは多かった」。成長する時間は、たっぷりある。(ウィンブルドン時事)(2017年07月07日)