【テスラCEO】イーロン・マスク (9/15)

イーロン・マスク氏=2018年5月7日、米ニューヨーク【AFP時事】 米証券取引委員会(SEC)が電気自動車大手テスラのイーロン・マスク会長兼最高経営責任者(CEO)を証券詐欺の疑いで提訴した問題で、SECは29日、マスク氏と和解したと発表した。同氏が会長職を辞任し、テスラと共に2000万ドルずつの計4000万ドル(約45億円)の制裁金を支払うことなどが条件。CEO職にはとどまるとみられる。 マスク氏は8月、ツイッターで「(1株)420ドルでテスラの非上場化を検討している。資金は確保した」と表明。ツイートを受け、株価は一時急騰した。同氏は後に撤回したが、SECは価格を含めて資金の出し手と合意した事実はなかったと判断。9月27日、虚偽の情報開示で投資家を欺いたとして、同氏をニューヨークの連邦地裁に提訴した。 SECによると、(1)後任の会長には社外取締役が就き、マスク氏は3年間再任できない(2)テスラは新たに社外取締役2人を任命する(3)社外取締役による委員会を新設し、マスク氏の情報発信を監視する仕組みを導入する(4)被害を受けた投資家に制裁金を配分する−ことを条件に双方が和解した。(2018年09月30日)

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