【2022年】韓国・大統領選 (25/31)

韓国・ソウルにある医療センターを訪問後、記者団に対応する革新系与党「共に民主党」の大統領候補である李在明氏(中央)=2021年12月15日【EPA時事】 来年3月の韓国大統領選で、与党「共に民主党」候補の李在明前京畿道知事と最大野党「国民の力」候補の尹錫悦前検事総長が、家族の不祥事で相次ぎ謝罪に追い込まれた。候補本人もそれぞれ疑惑を抱えており、スキャンダル追及ばかりが過熱する選挙戦となっている。 先に表面化したのは尹氏の妻。かつて大学の客員教授ポストへの志願書を提出した際に、職歴や受賞歴を偽った疑惑が報じられた。妻は15日、韓国メディアの取材に「国民に心配をかけ、おわびする」と謝罪。尹氏も「国民の目線と期待に照らして、少しでも至らない点があれば申し訳ない」と語った。 一方、16日には大手紙が、李氏の長男が常習的に違法なゲーム賭博を行っていた疑惑を報道。李氏は報道内容を認め、「父親として、息子と共にこうべを垂れて謝罪する」と表明した。