自動運転開発を効率化 海外展開へバーチャル実験―日産
日産自動車は、自動運転技術の開発効率化に向け、バーチャル空間を活用した実証実験に乗り出す。同社の独自技術「プロパイロット」搭載車の海外市場投入を加速させるのが狙い。浅見孝雄専務執行役員が25日までに、時事通信の取材に明らかにした。
日産は、高速道路での自動走行が可能な「プロパイロット」搭載車を日本、米国などで販売している。浅見氏は市場を拡大するには「作業量が膨大な実証実験を効率化しなければならない」と指摘。ある地域での実験結果をバーチャルで他地域に応用し、「安全性や機能が確認できるよう注力する」と話した。
「プロパイロット」搭載車について、日産は2023年度までに年間150万台以上販売する計画を掲げる。しかし、16年の発売から4年超の累計販売台数は約87万台にとどまり、海外市場での投入と搭載車種の拡大が急務となっている。
一方、日産は自動運転分野でIT企業との連携強化も図る。日本とフランスで米グーグル系のウェイモ、中国では文遠知行(ウィーライド)と共同で、運転手のいない無人運転車の開発などを手掛ける。浅見氏は、自動運転の海外展開に関し「現地のIT企業との提携は必須だ。他の地域でも増えていく」との見通しを示した。(2021/01/26-07:06)
Nissan to Streamline Self-Driving Tech Development
Nissan Motor Co. aims to streamline work on developing self-driving technologies by carrying out related tests using virtual spaces, an executive of the major Japanese automaker has said.
The move comes as Nissan seeks to accelerate sales of vehicles equipped with its "ProPilot" cutting-edge driver assistance system in overseas markets. At present, Nissan sells such vehicles in markets including Japan and the United States.
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