東京海上日動、初任給最大41万円 来春入社の大卒、転勤が条件
損害保険大手の東京海上日動火災保険が、2026年4月に入社する大卒総合職の初任給を最大約41万円に引き上げることが10日、分かった。転居を伴う転勤に同意して遠隔地で勤務した場合、これまでの月額最大28万円から約13万円アップする。人手不足が続く中、優秀な人材の確保や定着につなげるのが狙い。労働組合と協議の上、正式決定する。
勤務地を限定する「エリア総合職」は26年度に廃止し、採用枠を総合職に一本化。転居を伴う転勤を希望しない場合、初任給は約28万円。
転勤に応じる場合は「国内外を問わない」か「一定の地域内」を選択する。入社後は転居を伴う転勤に同意するか毎年選べるようにし、「同意なき転勤」をなくす。
大手企業の間では、人材確保に向けて初任給を引き上げる動きが相次ぐ。三井住友銀行は26年度に入行する大卒の初任給を月額30万円に引き上げる。明治安田生命保険も25年度に固定残業代を含めて33万2000円に増やす。(2025/01/10-21:16)
Tokio Marine to Raise Starting Pay to Up to 410,000 Yen
Japan's Tokio Marine & Nichido Fire Insurance Co. plans to raise its starting monthly salary for university graduates joining the nonlife insurer in April 2026 to as much as 410,000 yen, sources said Friday.
According to the plan, if a career-track employee agrees to be relocated to an area far from his or her current home and actually works there, the monthly salary will increase by as much as some 130,000 yen from the current maximum of 280,000 yen.
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