銀行の7割、引当金積み増し リーマン危機上回り最多―9月中間決算
東京商工リサーチが3日発表した国内銀行108行(信託銀行除く)の不良債権状況によると、2020年9月中間決算(単体)で7割強の79行が、取引先の業況悪化に備え貸倒引当金を積み増した。リーマン・ショック時の09年3月期(67行)を上回り、調査開始以来の過去最多。新型コロナウイルス流行で経営環境が悪化した企業に対し、資金繰り支援で融資を拡大させたことも影響した。
108行合計の貸倒引当金は、前年同期比20.4%増の3兆1819億円となった。うち三菱UFJ銀行など大手7行は全体で44.7%増の1兆3192億円、地方銀行63行が7.2%増の1兆5390億円、第二地方銀行38行が10.1%増の3236億円。商工リサーチは「地銀、第二地銀は中間決算段階では様子見の銀行も多いとみられ、通期決算に向けて引当金は増えていく」(情報本部)との見方を示した。(2020/12/03-16:14)
Some 70 Pct of Japanese Banks Increase Loan-Loss Reserves
Some 70 pct of Japanese banks increased reserves for possible loan losses in the April-September first half of fiscal 2020, a Tokyo Shoko Research Ltd. report showed on Thursday.
Of 108 domestic banks surveyed, the number of banks with higher loan-loss reserves came to 79, the highest figure since the research firm started the survey.
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