メッシ、コロナ検査に姿見せず　クラブとの対決姿勢明確に

【ニューデリーＡＦＰ＝時事】スペイン1部リーグ、FCバルセロナのリオネル・メッシが、30日に練習場で行われた新型コロナウイルスの検査に姿を見せなかったことがクラブ関係者の話で明らかになり、プレシーズンの参加をボイコットする可能性が高まっている。（写真は資料写真）
　メッシの検査は午前10時15分（日本時間同日午後5時15分）からの予定だったが、バルセロナの関係者によれば、メッシはクラブのトレーニング施設シウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールに現れなかったという。（写真はリオネル・メッシ）
　チームはロナルド・クーマン新監督の下で３１日に始動するが、検査を通過していないメッシは、スペイン１部リーグの開幕まで２週間を切る中で練習に参加できない。今後もボイコットを続ける場合は、罰金や減給の処分を受ける可能性もある。
　一方、メッシの親友で、前線の相棒でもあるルイス・スアレス、そしてアルトゥーロ・ビダルは、チーム刷新の一環で移籍先を探すよう言われているが、検査は受けた。
　この日の検査は、メッシがクラブ事務所にブロファクス（スペインの内容証明郵便）を送付して退団の意思を告げた２５日以降、初めて公の場に姿を見せる機会になるとみられていたが、今回の欠席は必ず移籍するというメッシの強い決意の表れであり、クラブとの対立は、このままでは非常に醜い争いになる可能性が高い。騒動が法廷へ持ち込まれた場合、プレシーズンの予定に参加するとメッシ側が不利になる可能性がある。
　スペイン・プロサッカーリーグ機構は同日、メッシの契約解除には今も７億ユーロ（約８８０億円）が必要だと発表し、移籍を阻止したいバルセロナ側を支持している。メッシと担当の弁護団は、契約解除の条項について、移籍金なしでのこの夏の移籍は可能だという解釈をしている。【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】
〔ＡＦＰ＝時事〕（2020/09/01-11:13）

Lionel Messi boycotted Barcelona's first pre-season training session on Monday, club sources have confirmed to AFP, as the striker upped the stakes in his battle to leave this summer.
After skipping coronavirus tests on Sunday, Messi was absent again from the Ciutat Esportiva, where Ronald Koeman held a session at 5.30pm, his first since being appointed Barca coach.
It appears increasingly likely Messi will try to force a transfer by refusing to play in La Liga next season, which begins on September 12.