豊肥線、4年4カ月ぶり全線再開 熊本地震で被災―JR九州
2016年4月の熊本地震で被災し、不通となっていたJR豊肥線の肥後大津―阿蘇間(27.3キロ)で8日、約4年4カ月ぶりに運行が再開された。熊本市から大分市を結び、熊本県内有数の観光地阿蘇を通る鉄路148キロが全面開通し、地元は観光客の回復にも期待を寄せている。
JR九州によると、同区間は本震とその後の豪雨による斜面崩壊で、線路が埋まったり流失したりした。同社は国や熊本県の協力を得て17年7月から復旧工事に着手。工事期間中はバスによる代替輸送を続けていた。
熊本駅では8日朝、蒲島郁夫県知事ら関係者約30人が出席し、別府駅(大分県別府市)まで走る特急列車「あそぼーい!」の出発式を開催。蒲島知事は「全線開通は将来に光を与えてくれる。観光、経済の活性化にも貢献してくれると願っている」とあいさつした。
県のマスコットキャラクター「くまモン」も駆け付け、汽笛に合わせて出発を合図。列車のおもちゃを手にホームから見送った熊本市の伊尻岬ちゃん(4)は「いつか乗ってみたい」と目を輝かせた。不通区間だった駅などでは、自治体職員や地元住民らが列車を出迎えた。
8日以降、肥後大津―阿蘇間を走る普通列車は1日当たり上下計30本が運行される。(2020/08/08-13:22)
JR Kyushu's Hohi Line Fully Reopens 4 Years after Quakes
Kyushu Railway Co. , or JR Kyushu, fully reopened its Hohi Line on Saturday, four years and four months after it was damaged by powerful earthquakes in Kumamoto Prefecture, southwestern Japan.
The 27.3-kilometer section between Higoozu and Aso stations in Kumamoto was the last on the Hohi Line, linking the prefecture and neighboring Oita Prefecture, to return to service after being damaged by the quakes in April 2016.
Locals expect that the full reopening of the 148-kilometer line, which crosses the Aso mountain area, a popular sightseeing spot, will help the number of visitors recover.
According to JR Kyushu, railroad tracks in the Higoozu-Aso section were buried or swept away due to the quakes and landslides caused by heavy rains after the temblors.
In July 2017, the company started reconstruction work with the help from the central and Kumamoto prefectural governments.
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