面会時間、他社の3倍以上 経産省、推進協を重視か―不透明さ否めず・持続化給付金
新型コロナウイルス対策で中小事業者に最大200万円を支給する政府の「持続化給付金」事業をめぐり、経済産業省が入札前の面会で「サービスデザイン推進協議会」(東京)に競合相手より3倍以上の時間を充てていたことが11日分かった。推進協を重視したとも取れ、手続きに不透明さが否めない。巨額の税金の使途として国民の納得を得るには、より丁寧な説明が不可欠だ。
同省のルールでは、事前接触の際は各社に同等の情報を提供するよう求めている。面会時間の差について同省は「最もノウハウがある推進協からの聴取に時間を使った」(担当者)と説明。3社には同等の情報を提供し「不公正はなかった」と強調する。
持続化給付金事業の入札は4月8日に公告。推進協と「デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社」(東京)が参加し、推進協が769億円で落札した。
同省が野党に開示した資料によると、同省担当者は3月30日から4月6日にかけて5回にわたり、推進協やデロイトなど3社と面会。残る1社は最終的に入札に加わらなかったため社名を明かしていない。推進協とは3回に分けて計3時間会ったのに対し、デロイトは1回だけで1時間、残る1社も1回で10分だけだった。(2020/06/11-20:27)
Favoritism by Industry Ministry Suspected over Outsourcing
Japan's industry ministry gave what appears favorable treatment to the winner of work related to a key coronavirus relief program before the tender for the job, it was learned Thursday.
Prior to the tender, the ministry held hearings with three entities including the winner, the Service Design Engineering Council.
The ministry met with the Service Design Engineering Council for a total of three hours, far longer than the time spent with the other two.
The ministry's rules call for providing the same information to all participants to a tender if it meets them prior to bidding processes.
The ministry said it spent longer time with the Service Design Engineering Council as it has greater know-how. The ministry also claimed that it provided the same information to the three, denying any unfair treatment.
最新ニュース
-
NY円、151円台前半
-
猪口参院議員宅で火災=家族2人逃げ遅れか―東京・小石川
-
フォンデアライエン新体制を承認=12月1日に2期目発足―欧州議会
-
性別疑問視され大会棄権=パリ五輪金の台湾ボクサー
-
ACLサッカー・談話
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕