11年ぶり全地域下げ 初の「極めて厳しい」―財務局経済報告
財務省は27日、全国11地域の財務局などによる管内経済情勢報告を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、約11年ぶりに全地域の景気判断を下方修正。総括判断については、景気後退局面だった2012年10月以来7年6カ月ぶりに引き下げ、初めて「極めて厳しい」と表現した。
同報告は各財務局などが直近3カ月の景気動向を点検したもので、前回までの総括判断は「回復している」だった。全地域の下方修正は、リーマン・ショック後の09年1月以来という。
各地の景気判断は「観光で悪化が見られ、極めて厳しい」(北海道)など軒並み悪化。項目別では、個人消費と雇用情勢は全地域、生産活動は北海道を除く10地域で、それぞれ判断を下げた。スーパーやドラッグストアの販売は好調だが、百貨店や家電・新車販売が弱い。
報告取りまとめに当たり3カ月に1度開く全国財務局長会議は、コロナの影響で今回初めて中止された。(2020/04/27-13:18)
Japan MOF Revises Down Economic Views for All Regions
Japan's Ministry of Finance revised down its economic assessments for all 11 regions in the country for the first time in about 11 years, reflecting the fallout from the new coronavirus outbreak, a quarterly report showed Monday.
The ministry also downgraded its overall assessment of the Japanese economy for the first time since October 2012, saying that the situation is "extremely serious."
It is the first time ever for the ministry to use the wording.
The overall assessment reflects reviews of the economic conditions of the 11 regions in the past three months conducted mainly by the ministry's local finance bureaus.
The ministry had been using the word "recovering" in its overall economic assessment.
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