休業要請、届かぬパチンコ店 営業再開で100人行列―「倍以上の換気」アピールも
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた休業要請の中、一部のパチンコ店は時間を短縮するなどして営業を続けている。東京都内のある大型店はいったん休業したが、20日に営業を再開。朝から100人近くの行列ができ、導入されたばかりの新台で遊ぶ姿が見られた。
22日午前9時すぎ。JR山手線のある駅前に立地するパチンコ店の前では、50人ほどが並んで開店待ちをしていた。ほとんどが20~30代とみられ、9割以上がマスク姿。従業員が入場抽選の整理券を配り、「詰めないで」「間を空けて」と声を掛けて回った。
9時半になると行列は100人近くに増え、「コロナ、何カ月とか続くのかな」「そこまで深刻に考える必要ないよね」と話す男性2人組も。店の前でノートパソコンを操作すると入店順が書かれた紙が配られる仕組みで、10時から入場が始まった。
店内の台は客同士が隣り合わないよう1台おきに電源が切られ、「こちらの台は消毒清掃済み」と書かれたカードが添えられていた。2日前に入ったばかりの新台はすぐに席が埋まり、店内は大音量に包まれた。
店の入り口には、密集、密閉、密接の「3密」防止策をアピールする看板も。「スタッフはマスク着用」「喫煙を前提に作られているため、一般的施設の倍以上の換気能力がある」といった内容で、客にマスクや手洗いの徹底、不要な会話を控えるなどの対策を呼び掛ける掲示もあった。
ほとんどの客が淡々とした様子で台に向かっていたが、大当たりして友達と喜び合う人もいた。マスクを二重に付けて遊んでいた30代前後の男性客は「いやあ、暇なんで」と言葉少な。スーツ姿の別の男性客は、休業要請に応じない店舗名を公表する動きがあることについて、「意味ないんじゃないですか。むしろ客が集まりそう」と言って笑った。(2020/04/23-13:32)
Some Pachinko Parlors Defying Biz Suspension Requests
Some pachinko pinball parlors remain open in Japan despite business suspension requests amid the coronavirus outbreak, though they take infection prevention measures including shortened business hours.
In front of a large parlor in Tokyo, about 50 people were lining up shortly past 9 a.m. Wednesday (midnight Tuesday GMT).
The facility, which reopened Monday after a suspension, sits near a station on the busy Yamanote Line of East Japan Railway Co. , or JR East.
Most of the customers appeared to be in their 20s or 30s, and over 90 pct wore masks. Employees handed out entry lottery tickets and called on customers to keep distances from each other.
The number of customers in the queue almost doubled by 9:30 a.m. A pair of chatting men wondered how long the coronavirus crisis will continue. "We don't need to take it so seriously, do we?" one said.
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