不登校児に校内支援員 居場所確保へ補助―文科省
文部科学省は2025年度、不登校の小中学生向けに校内の学習環境を整備する市町村の支援を強化する。空き教室を活用した「校内教育支援センター」に学習支援員を新たに配置する費用を補助する。学校やクラスに入りづらい子どもの居場所を確保し、不登校の未然防止や不登校の児童生徒の登校復帰につなげる。
校内教育支援センターは「校内フリースクール」とも呼ばれ、市町村などが小中学校の空き教室などに設置。学校には行けるものの、クラスに入りづらい子どもの学習を支援員が日常的にサポートするとともに、スクールカウンセラーらと連携しながら相談に応じる。文科省によると、今年7月時点で全国の公立小中学校の46.1%で整備されている。
文科省は25年度、校内センターの設置を加速するため、市町村が支援員を配置するのに必要な費用を補助する。国と都道府県が3分の1ずつ負担する。補助の対象は約3000校を見込み、25年度予算概算要求に関連経費を計上した。
支援員は教員免許を持つ人らが担う。支援員がいない学校では、教職員が空き時間に対応しているケースもある。不登校の児童生徒が増え続ける中、文科省は支援に当たるスタッフの充実を図る考えだ。(2024/11/09-13:59)
Japan to Enhance Support for Truant Children
Japan's education ministry plans to strengthen support in fiscal 2025 for municipalities improving learning environments for truant students at elementary and junior high schools.
Subsidies will be provided for covering part of costs for newly assigning study assistants to "school education support centers" set up at vacant classrooms.
The initiative is designed to secure places for children who find it difficult to enter schools and classes, and prevent truancy and help truant students return to school.
At school education support centers, set up at elementary and junior high schools by municipal governments, study assistants support students who can go to school but are unable to enter classrooms.
Study assistants also offer consultations in cooperation with school counsellors.
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