2024.11.03 05:17Nation

立・国は「一つの固まりに」 旭日大綬章の古賀元連合会長―秋の叙勲

 旭日大綬章を受章した元連合会長の古賀伸明氏(72)は、旧民主党政権を黒子役として支えてきた。現在、その連合が支援する立憲民主、国民民主両党に関し、「分かれていること自体ナンセンスだ。一つの固まりになるべきだ」と主張。立民の野田佳彦代表には、国民の玉木雄一郎代表への歩み寄りを求めた。
 2009~15年の在任期間は、旧民主政権の3年3カ月と重なる。政権交代は連合としても悲願だったが、当時の国政運営を「皆で選んだ首相が決めたことに反対して足を引っ張り合い、稚拙だった」と回顧する。
 10月の衆院選は、旧民主を源流とする立民、国民が躍進。古賀氏は、野田氏が共産党と連携せず中道路線を訴えたことで、反自民党票の受け皿になったと指摘。「これまでは共産に接近しすぎだった。旧民主は、共産候補が立つ中で勝っていたし、今回も勝った。『野田効果』だ」と高く評価した。
 ただ、特別国会での首相指名選挙を巡り、他の野党に協力を求めた野田氏の手法には、「いきなり党首に呼び掛けても応じてもらえるわけがない」と苦言。立民自体の陣容には「裏で他党との関係を詰める役回りの人材が不足している」と課題を指摘する。
 玉木氏に対しても、岸田政権下の予算採決で賛成に回ったことを挙げ、「政権を全肯定する行為だ。あり得ない」と手厳しい。
 その上で、両党の合流を唱える。「玉木氏は原発、安全保障、憲法といった基本政策にこだわっている。立民が歩み寄るべきだ。一緒にやるには大きな方が譲るのが組織の鉄則だ」。
 合流の成否にかかわらず、「少なくとも来夏の参院選の1人区では統一候補を出すべきだ」と強調。野田氏にその旗振り役を期待した。(2024/11/03-05:17)

2024.11.03 05:17Nation

INTERVIEW: Former Rengo Head Koga Urges CDP, DPFP to Merge


The Constitutional Democratic Party of Japan and the Democratic Party for the People, two opposition parties supported by the Japanese Trade Union Confederation, or Rengo, should merge, former Rengo chief Nobuaki Koga has said.
   Koga, 72, who was selected by the Japanese government Sunday to receive the Grand Cordon of the Order of the Rising Sun, headed the umbrella organization of labor unions in the country when the two parties' predecessor, the Democratic Party of Japan, held the reins of government.
   "The fact that they are separated is nonsensical," Koga told a recent interview. "They should become one."
   He also called on CDP leader Yoshihiko Noda to make concessions to DPFP leader Yuichiro Tamaki.
   Koga's tenure as Rengo chief between 2009 and 2015 overlapped with the 2009-2012 DPJ-led administration. While the change in power from the Liberal Democratic Party was a strongly held wish for Rengo, Koga said that the now-defunct party was naive in government.

最新ニュース

写真特集

最新動画