三井住友信託銀、元社員にインサイダー取引の疑い 社長が陳謝「信頼損なう」
三井住友信託銀行は1日、管理職だった元社員がインサイダー取引を行っていた疑いがあると発表した。自身が利益を得るために、業務上知り得た情報で複数回にわたって他社の株式を売買していた。本人の申告で発覚し、同日付で懲戒解雇した。顧客の資産を運用・管理する信託銀行でこうした不正が起こるのは異例だ。
大山一也社長は同日、東京都内で記者会見して陳謝し、「お客さまの信頼を損なう法令違反だ。会社の存在意義が問われかねない」と述べた。既に関係当局に報告。今後、社内に調査委員会を設置して事実関係を確認し、再発防止に取り組むほか、経営責任を明確化する。組織的関与について、大山氏は「ないとは思うが、それは今後調査を徹底していきたい」と説明した。
大山氏は社内の管理体制について問われ、「個人の財産や行動をすべて監視することは困難だ」と釈明した。抑止策については、「倫理教育には力を入れているが、まだまだ不足していると現在思っている」と話した。(2024/11/01-19:51)
Ex-Sumitomo Mitsui Trust Official Suspected of Insider Trading
Sumitomo Mitsui Trust Bank said Friday that a former employee who was in a managerial position is suspected to have engaged in insider trading.
The former employee allegedly bought and sold shares in other companies multiple times to make personal profits, using information obtained in the course of work.
The bank learned of the case through a report from the then employee, and dismissed the individual on Friday.
Several insider trading cases have recently come to light in Japan, including those involving a judge seconded to the Financial Services Agency and an official at the Tokyo Stock Exchange.
The bank's president, Kazuya Oyama, apologized for the incident at a press conference in Tokyo on Friday. "It was a law violation that undermines customer trust," Oyama said. "The company's identity could be questioned."
最新ニュース
-
米空母ジョージ・ワシントン入港=9年ぶりに横須賀再配備
-
トランプ氏、財務長官にウォーシュ氏検討=元FRB理事―米紙報道
-
ゼビオ、宇都宮パルコ跡に本社移転へ=年内にも取得契約
-
北米の6%が早期退職へ=数百人規模、経営立て直しの一環―日産
-
食用コオロギ会社が自己破産=徳島大発、給食提供で批判
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕