「愛される東海道新幹線を」 開業60年、東京駅で出発式―JR東海
東海道新幹線は1日、開業から60年を迎えた。JR東海は東京駅で始発列車を送り出す記念式典を開催。丹羽俊介社長や和知勝之駅長ら9人が出席し、多くの鉄道ファンが見守る中、午前6時発の博多行き「のぞみ1号」を見送った。
式典で丹羽社長は「きょうから始まる未来に向けて、一層皆さまに愛される東海道新幹線をつくっていきたい」とあいさつ。和知駅長が右手を上げて出発の合図を送ると、のぞみ1号は「ファーン」と大きな警笛を鳴らして出発した。
午前5時ごろ到着し、友人と共に式典を見守ったという東京都豊島区立中学2年の男子生徒(14)は「警笛を聞くことができて良かった」と満足そうに話した。
東海道新幹線は、1964年の東京五輪直前の10月1日に東京―新大阪間で開業。在来線で6時間半かかった二大都市間を4時間で結び、「夢の超特急」と呼ばれた。
現在は、最高時速285キロで、最短2時間21分に短縮。1日平均372本を走らせ、約43万人を運ぶ「日本の大動脈」となった。半面、災害時の計画運休やトラブルで寸断されると影響が大きく、JR東海はリニア中央新幹線の早期開業を目指している。(2024/10/01-10:55)
JR Tokai Marks 60th Anniversary of Tokaido Shinkansen
Central Japan Railway Co., or JR Tokai, held a ceremony at Tokyo Station on Tuesday to mark the 60th anniversary of its Tokaido Shinkansen bullet train line.
JR Tokai President Shunsuke Niwa, station manager Katsuyuki Wachi and seven other people attended the event. At 6 a.m., they saw off the first Nozomi train from Tokyo, bound for Hakata Station in Fukuoka Prefecture in the Kyushu southwestern region, as many train enthusiasts watched.
"We want to make Tokaido Shinkansen a line that will be loved even more," Niwa said in a speech.
When Wachi raised his right hand to signal the departure, the Nozomi train left the station as the horn blared.
A 14-year-old boy who arrived at the station at 5 a.m. to watch the ceremony with his friend said, "I'm happy I was able to hear the train horn."
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