肌の炎症、人工皮膚で再現 キリンHDが研究成果発表
キリンホールディングス(HD)は11日、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)に由来する免疫細胞を組み込んだ立体的な人工皮膚モデルの作製に成功したと発表した。炎症による肌のトラブルを正確に再現できる可能性がある画期的な成果という。化粧品開発などへの応用が期待される。
研究は、キリン中央研究所とファンケル、順天堂大学が共同で行った。iPS細胞由来の免疫細胞を立体構造の人工皮膚に組み込む方法を世界で初めて確立。外部からの刺激に対し、人間の肌で起きる炎症に近い状態の反応を起こすことに成功したという。(2024/09/11-20:34)
Kirin Creates Artificial Human Skin Using iPS Cells
Kirin Holdings Co. said Wednesday that it has successfully created an artificial human skin model that contains immune cells derived from induced pluripotent stem, or iPS, cells.
The model may be capable of copying precisely skin problems caused by inflammation and is expected to be used in cosmetics development, the Japanese food and beverage company said.
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