シンボル「大屋根」つながる 世界最大級の木造建築―大阪・関西万博
2025年大阪・関西万博の会場予定地の人工島「夢洲」(大阪市)で21日、会場のシンボルとなる「大屋根リング」の木造部分が完成し、巨大な一つの円につながった。建設費は344億円で、世界最大級の木造建築物となる。年内にエレベーターや植栽などの整備が完了する見通し。
デザインしたのは建築家の藤本壮介氏で、海外パビリオンを取り囲む巨大な円形にすることにより、万博の理念「多様でありながら、ひとつ」を表現している。1周約2キロ、高さ12~20メートルで、雨風や日差しを遮る空間となるほか、屋上を歩きながら会場全体や海を見渡すこともできる。期間中は夜間のライトアップを予定している。
21日には、屋上の南西側の床に木材をはめ込む作業が行われた。当初、木造部分の完成は9月末ごろとみられていたが、日本国際博覧会協会(万博協会)によると、工事の効率化で建設が順調に進み、想定より約1カ月早まったという。
リングを巡っては、一部から「無駄遣い」との批判も出ており、万博協会は閉幕後の再利用について検討を進めている。(2024/08/21-16:57)
World's Largest Wooden Roof Ring Completed at Osaka Expo Site
The world's largest ring-shaped wooden roof was completed Wednesday as a symbol of the 2025 World Exposition to be held in Osaka, western Japan.
The structure at the Expo venue on the artificial island of Yumeshima cost 34.4 billion yen to build. Elevators will be installed and landscaping and other work completed by year-end.
The building, designed by Japanese architect Sosuke Fujimoto, encircles pavilions of overseas participants, representing the Expo's philosophy of "Unity in Diversity."
It has a circumference of some 2 kilometers and a height of 12 to 20 meters, providing cover from the sun and rain. From the rooftop, visitors will be able to view the entire Expo site and the nearby sea. The building will be illuminated during the Expo, set to run from April to October 2025.
On Wednesday, timber was fitted into the floor on the southwestern section of the rooftop.
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