新型肺炎、困る非正規 臨時休校が収入直撃―連合調査
新型コロナウイルスの感染拡大が非正規従業員の生活を脅かしている実態が浮かび上がった。連合が9日発表した緊急電話相談の集計結果では、実施した4~5日の2日間で191件の問い合わせがあり、うち7割がパートや契約社員など非正規からだった。内容では休業補償に関する相談が最多の4割弱を占めており、感染拡大防止のための臨時休校が収入を直撃している。
1年契約の特別支援教員として働く女性からは「『臨時休業で明日から来なくていい、手当もない』と言われた。いきなり収入がなくなり困っている」との相談が寄せられた。ヨガインストラクターの女性も「受け持ちクラスがなくなり、収入が途絶えた」と窮状を訴えた。
マスクをめぐっては塾講師の女性から「会社からマスクをしてはいけないと指示されている」との相談があった。一方、メーカーの男性は「2月から休日はなく、工場での泊まりも多く、時間外労働が週100時間近い。このままでは死んでしまう」と、悲痛な声を上げた。
日本語学校の教師の組合も9日、東京都内で休業補償を求める集会を開催した。多くの日本語学校が3月から休校に入り、収入がなくなっている非常勤講師が多いとして、政府に対し「日本語教育を支えるためにも十分な補償を」と訴えた。(2020/03/09-20:32)
Nonregular Workers Losing Income amid Viral Outbreak
The new coronavirus outbreak is threatening the livelihoods of nonregular workers in Japan, with many part-time and contract workers losing income.
The Japanese Trade Union Confederation, or Rengo, said Monday that it received 191 emergency phone consultation requests last Wednesday and Thursday, of which some 70 pct were from nonregular workers.
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