鉱山・建設車両タイヤ事業を買収 米社から1400億円―横浜ゴム
横浜ゴムは22日、米タイヤ大手グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバーの鉱山・建設用車両向けタイヤ事業を買収すると発表した。取得額は9億500万ドル(約1420億円)の見込み。市場の拡大が期待できるオフロードタイヤ事業の強化に向け、強いブランド力を持つグッドイヤー社の事業を取り込む。
横浜ゴムはオフロードタイヤ市場のうち、農業・林業用機械向けや産業・港湾用車両向けで高いシェアを持つ一方、出遅れていた鉱山・建設機械車両向けの強化が課題となっていた。
買収は、関係各国の競争法に基づく承認を得られることが前提のため、完了時期は未定。取得費用のうち約300億円は自己資金で、残りは借入金で賄う。
横浜ゴムの山石昌孝会長兼最高経営責任者(CEO)は同日、オンライン形式で記者会見し「買収によって鉱山・建設用車両向けタイヤ事業を確固たるものにし、競争力を発揮していきたい」と述べた。(2024/07/22-20:07)
Yokohama Rubber to Buy Goodyear's Mining and Construction Tire Biz
Yokohama Rubber Co. said Monday that it has agreed to acquire mining and construction vehicle tire business from Goodyear Tire & Rubber Co. for 905 million dollars, or about 142 billion yen.
"We want to be more competitive by solidifying our position in mining and construction vehicle tire business," Yokohama Rubber Chairman and CEO Masataka Yamaishi said in a virtual press conference.
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