アルト、「１００キロ減」に挑戦 脱炭素へ軽量化追求―スズキ
スズキは１７日、自動車の脱炭素化に向け、安全で軽量な車体の開発を追求していくことを柱とした今後１０年間の技術戦略を発表した。軽乗用車「アルト」では現行最軽量モデルの６８０キロから、さらに１００キロの「減量」に挑戦。環境規制の強化が見込まれる２０３０年代初頭の商用化を目指し開発を急ぐ。
戦略では、「軽くて安全な車体」など、５分野で進めていく技術開発の方向を示した。スズキが培ってきた小型・軽量化技術に磨きを掛け、車の製造から使用、廃棄に至る全過程で排出する二酸化炭素（ＣＯ２）の大幅な削減を目指す。
鈴木俊宏社長は１７日の記者会見で、軽量化を図る利点について「（車体を）動かすエネルギーが少しで済み、道路へのダメージも小さい。さまざまないいことにつながる」と説明した。（2024/07/17-19:18）
Suzuki to Try to Cut Vehicle Weight by 100 Kilograms
Suzuki Motor Corp. will try to cut 100 kilograms from the weight of the lightest version of its Alto minivehicle, which tips the scales at 680 kilograms, the Japanese automaker said Wednesday.
The company aims to market the lighter car in the early 2030s, when environmental regulations are expected to become stricter, as part of its 10-year strategy to develop safer and lighter car bodies toward decarbonization.
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