シャープ、堺工場を来月生産停止 「黒字化、必ず達成」―沖津新社長
６月末に就任したシャープの沖津雅浩社長は１６日、報道各社のインタビューに応じ、テレビ向け大型液晶パネルを製造する大阪・堺工場を「来月くらいには完全停止する」と明らかにした。沖津氏は、液晶事業の悪化で２期連続の連結純損失に陥っている業績に関し、白物家電など「ブランド事業」の強化で２０２５年３月期に「必ず黒字化を達成する」と強調した。
シャープは、液晶事業の悪化により２４年３月期の連結純損失が１４９９億円と２期連続の赤字となり、９月末までに堺工場の生産を停止する方針を示していた。沖津氏は、人工知能（ＡＩ）や電気自動車（ＥＶ）など新事業の開拓を進める考えも表明、「２７年度には既存のブランド事業で営業利益率７％を実現する」と述べた。同じベースでの営業利益率は２４年３月期は４．９％だった。（2024/07/16-19:10）
INTERVIEW: Sharp to Stop Production at Plant in Osaka in Aug.
Japanese electronics maker Sharp Corp. will fully stop the operations at its plant for large liquid crystal display panels for televisions in Sakai, Osaka Prefecture, by around August, President Masahiro Okitsu has said.
Okitsu, who assumed the presidency at the end of last month, also promised to turn his company around in fiscal 2024 ending in March 2025 by strengthening its brand business, after it suffered a consolidated net loss for two consecutive years due to deteriorating LCD operations.
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