最優秀賞に兵庫の地酒 国際品評会の日本酒部門
【ロンドン時事】世界最大規模のワイン品評会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の審査結果が9日、ロンドンで発表され、サケ(日本酒)部門の最優秀賞「チャンピオン・サケ」に都美人酒造(兵庫県南あわじ市)の純米吟醸酒「都美人 太陽」が選ばれた。兵庫県からの選出は初めて。
同酒は「マスクメロンやアーモンドの味わい、口の中で絶妙に調和した酸味に加え、アニスとホワイトアスパラガスの香り」を楽しめると評価された。都美人酒造の杜氏(とうじ)の家修さん(69)は「これを機に全世界に広がればうれしい」と喜んだ。
家さんは石川県能登町の出身。昨年10月から同酒造の杜氏として酒造りに携わった。今年1月の能登地震の際は酒蔵を離れられず、酒造りにいそしみながら家族と連絡を取り合う日々だったという。「いろんなことがつながった受賞だ」と振り返り、「能登杜氏の励みになれば」と涙ぐんだ。
このほか、出品酒全てで高評価を得た蔵元を表彰する「サケ・ブリュワー・オブ・ザ・イヤー」に宮城県の新沢醸造店を選出。手頃で高品質の日本酒に与える「グレート・バリュー・チャンピオン・サケ」には、千葉県の鍋店の銘柄が選ばれた。(2024/07/10-08:46)
Local Sake of Hyogo Becomes Champion at Int'l Fair
"Miyakobijin Taiyou," a sake locally brewed in the western Japan prefecture of Hyogo, gained a sake champion status at a renowned international competition in London on Tuesday.
The "junmai ginjo" sake, made with the only ingredients of polished rice, yeast and water, won this year's Champion Sake trophy at the sake division of International Wine Challenge, one of the world's biggest events of blind tasting boards.
The sake has "aromas of musk melon, strawberries, hints of nuttiness, almond spice with an exquisitely integrated acidity on the palate, complete with aniseed and white asparagus notes," according to tasting notes.
Miyakobijin Shuzo Co. of Hyogo's Minamiawaji is the brewery of Miyakobijin Taiyou, the first local sake of Hyogo that won the IWC prize.
Osamu Ie, a master brewer at the brewery, said, "I'll be happy if this will be an opportunity for our sake to be tasted around the world."
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