認証不正「痛恨の思い」 株主総会で社長ら陳謝―マツダ
マツダは２５日、広島県府中町の本社で株主総会を開いた。毛籠勝弘社長は今月発覚した自動車の量産に必要な「型式指定」に関する認証不正について、「多大なるご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳ない」と陳謝。「痛恨の思いだ。二度と再発させないことが経営責任だ」と再発防止に全力を挙げると強調した。
同社では認証試験を巡り、５車種で不正が判明。このうち、エンジンの出力試験でソフトを書き換えていた「マツダ２」など２車種は、出荷停止に追い込まれた。菖蒲田清孝会長は「（上層部が）業務プロセスの一部を現場に委ね、負担をかけてしまった」ことが不正の一因だったと述べ、今後は管理体制の強化に努めると説明した。
毛籠社長はまた、マツダの独自技術である小型で高出力な「ロータリーエンジン」に関し、バイオ燃料活用による二酸化炭素（ＣＯ２）排出削減などを通じて「将来に向けて生き残らせ、世の中に貢献できる技術にしたい」と語った。取締役再任など三つの議案は全て承認された。（2024/06/25-12:48）
Mazda Chief Apologizes for Vehicle Test Scandal
Mazda Motor Corp. President and CEO Masahiro Moro at the Japanese automaker's general shareholders meeting Tuesday apologized for its vehicle test fraud that came to light earlier this month.
At the meeting held at Mazda's headquarters in the town of Fuchu in Hiroshima Prefecture, western Japan, Moro said, "We are really sorry for causing great concern and inconvenience."
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