「歴史踏まえ、親善深めたい」 天皇陛下、訪英前に会見
天皇陛下は19日午後、22日からの英国公式訪問を前に、皇居・宮殿「石橋の間」で記者会見された。「今回の訪問を契機として、日英両国がこれまでに重ねてきた交流の歴史を踏まえながら、友好親善がさらに深まることを願っております」と述べた。
皇后さまとの訪英は2020年に計画されたが、コロナ禍で延期されていた。この間にエリザベス女王が亡くなり、「ご存命中に伺えなかったことが心残りです」と話した。
続いて1600年以降の日英関係や、明治以降の皇室と英王室の交流に言及。令和の即位の礼に当時皇太子だったチャールズ国王が出席したことに感謝の意を示し、国王とキャサリン皇太子妃のがん治療が順調に進むことを願った。
第2次世界大戦で両国が敵対したことには「誠に残念なことでした」と述べた。上皇ご夫妻から戦時中の体験など、平和を思う気持ちを伺ってきたとし「私もしっかりと受け継いでまいりたい」との考えを示した。
今回の訪問では、天皇陛下がかつて留学したオックスフォード大も訪れる。当時を「さまざまな人と出会え、研究者であればこそ味わえる感動を覚える日々」だったと回想。当時の王室との交流も明かし、チャールズ国王と川に入ってフライフィッシングをしたものの「二人とも収穫はありませんでした」との思い出を話した。
皇后さまも同大に留学経験があり、「初めて雅子と一緒にオックスフォードを訪れ、市内を散策することを心待ちにしております」と語った。(2024/06/19-21:07)
Japan Emperor Aims to Deepen Friendship with Britain
Japan's Emperor Naruhito said Wednesday that he hopes that his planned trip to Britain will help deepen friendly relations between the two countries.
"I hope that this visit will further deepen friendship and goodwill between Japan and Britain by building on exchanges in the past," the Emperor told a press conference at the Imperial Palace in Tokyo.
Emperor Naruhito and Empress Masako are scheduled to visit Britain starting Saturday, a trip that was originally scheduled for 2020 but was postponed due to the COVID-19 pandemic.
Referring to the death of Queen Elizabeth II in 2022, the Emperor said he regretted that he could not visit Britain while she was alive.
Emperor Naruhito thanked King Charles III, then crown prince, for attending a "Sokui-no-Rei" event for his enthronement in 2019.
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