同和地区情報、削除命令 サイト運営者に仮処分―大阪地裁
同和地区に関する情報や写真の公開で人格権を侵害されたとして、大阪府の70代の男性が自身の住む地域に関する情報の削除を求めた仮処分申請で、大阪地裁(井上直哉裁判長)は7日までに、サイト運営者に削除を命じた上、別の方法での公表も禁止した。決定は1日付。
決定で井上裁判長は、サイトの内容について「居住者への差別を助長し、平穏な生活を送る男性の人格的な利益を侵害する」と指摘。削除後、別の方法で再公表することも禁止した。
男性は7日、大阪市内で記者会見し、「踏み込んだ決定。うれしい」と話した。
決定などによると、運営者は2021年11月、男性が住む地域に関する情報と写真をサイトに投稿。「さまざまな同和施設がある」「道路に多数の車が放置されていた」などと記載した。(2024/05/07-14:04)
Court Orders Deletion of Info on Area Suffering Discrimination
Osaka District Court has upheld a petition from an Osaka Prefecture resident in his 70s seeking the deletion from a website of information about the area where he lives, which has historically suffered discrimination.
Presiding Judge Naoya Inoue, in a decision dated May 1, ordered the operator of the website to delete the information and barred its release in any other ways.
The information promotes discrimination against residents of the area and infringes on the rights of the petitioner, who lives a peaceful life, Inoue said.
The petitioner claimed that his personality rights were infringed on by the publication of information on and photographs of the area on the website.
At a press conference in the western city of Osaka, the petitioner said he is glad about the court decision.
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