プロ野球オープン戦72試合は無観客 公式戦含め初―新型コロナ感染拡大で
日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団は26日、東京都内で緊急代表者会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オープン戦は次回開催日の29日から3月15日までの残りすべて、計72試合を無観客で行うことを決めた。安倍晋三首相の「大規模イベントは今後2週間は自粛し、中止や延期、規模縮小などの措置を取るよう主催者に要請する」との表明などを受けての対応。NPBによると、プロ野球での無観客試合は公式戦、オープン戦を通じて初めて。
斉藤惇プロ野球コミッショナーは「コロナウイルス感染がこれ以上拡大すると、国難と言える事態。プロ野球ができることは何かを考え、苦渋の決断をした」と語った。
3月20日のセ、パ両リーグ開幕については、12球団代表者と医療の専門家などを加えた対策委員会を立ち上げ、予定通りに開催できるか検討していく。委員会では監督、選手や球団関係者に感染者が出た場合の対策なども話し合う。
今年のオープン戦は今月16日から計86試合が組まれ、ここまで14試合を消化。今後、無観客で行われる試合の位置付けはオープン戦のままで、成績などは消化済みの試合と同様に扱われる。
また、2軍の春季教育リーグ(29日~3月12日)の全試合を無観客とすることも決めた。(2020/02/26-21:36)
Pre-Season Japanese Pro Baseball Games to Be Held without Fans
The Nippon Professional Baseball Organization and its 12 member teams decided Wednesday to shut out spectators from 72 remaining pre-season matches, to be held between Saturday and March 15.
The decision came after Japanese Prime Minister Shinzo Abe requested that large-scale events be canceled, postponed or scaled back for the next two weeks to contain the spread of the novel coronavirus.
"We made a tough decision after considering what professional baseball could do," said NPB Commissioner Atsushi Saito.
Separately, the Japan Rugby Football Union decided to refrain from holding 16 Top League games initially scheduled to take place between Saturday and March 8. It plans to hold replacement matches on March 21 and 22 as well as May 2 and 3.
The Japan Professional Basketball League, or B. League, put off a total of 99 matches of B1 and B2 division series, set to be held between Friday and March 11.
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