「年内のガザ停戦を」 人道支援団体が共同会見
パレスチナ自治区ガザで続くイスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘を巡り、人道支援団体などは25日、東京都内で共同で記者会見し、「年内に停戦を」と訴えた。国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」の金子由佳さんは「このシンプルな提案は、罪のない人々がこれ以上犠牲にならないよう願う市民の強い意志の表れだ」と語った。
金子さんは、国連や国際法が形骸化していると強調。国連安全保障理事会で22日に採択された人道支援拡大を求める決議について「『敵対行為の停止』の文言を入れることができなかった。世界のリーダーたちは、支援物資の円滑な搬入に向けた抜本的な道筋すら示せずにいる」と批判した。
同席した認定NPO「パレスチナ子どものキャンペーン」の中村哲也さんは、ガザに通じる検問所では検査に時間がかかり、物資搬入が滞っていると指摘し、「迅速化と搬入量の大幅な改善が必要だ」と述べた。その上で、「停戦によって人道支援が進む足場をつくることが大事。国際的な機運をより高めないといけない」と国際社会に求めた。
会見には、現地で医療支援に当たる「国境なき医師団日本」のメンバーらも参加した。(2023/12/25-20:31)
Aid Groups in Japan Call for Gaza Ceasefire by Year-End
Humanitarian aid organizations and others in Japan held a joint press conference in Tokyo on Monday to call for realizing a ceasefire in the Gaza Strip by year-end.
"This simple proposal represents the strong will of citizens who pray that no more innocent people will be sacrificed," said Yuka Kaneko, a member of the Japanese branch of international aid group Save the Children.
Kaneko stressed that the United Nations and international law have become a mere name in the face of the continuing battle between the Islamic militant group Hamas and the Israeli military in the Palestinian territory.
The U.N. Security Council resolution adopted Friday to call for expansion of humanitarian aid to Gaza failed to include a passage demanding a halt to hostilities, Kaneko said.
"World leaders remain unable to even show a basic path toward realizing smooth delivery of aid supplies," Kaneko also said.
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