市長「平和伝える責務」 ちょうちん行列も再現―奄美復帰70年で記念集会
鹿児島県・奄美群島が日本に復帰して70年を迎えた25日夕、奄美市の名瀬小学校で、市と市民団体共催の集会が開かれた。安田荘平市長は「平和な暮らしの尊さを伝えることは、今を生きる私たちの責務だ」とあいさつした。
集会には約1600人が参加。地元生徒を代表し、名瀬中学2年の杉本寛喜さん(14)は「先人が守った文化を絶やすことのないよう、受け継ぐことが使命だ」と思いを述べた。
集会後は、復帰当日に行われたちょうちん行列が再現された。小中学生を含む800人超が、ちょうちんを持って市中心部を練り歩き、沿道に手を振ったり、指笛を吹いたりして復帰を祝った。
同日午前には、市民団体「奄美群島の日本復帰運動を伝承する会」などの代表らが同市のおがみ山公園に集まった。復帰運動の中心に立った詩人・泉芳朗の銅像に献花し、同会の安原てつ子副会長(70)は、復帰までの歴史について「ずっと語り継いでいかなければならない」と力を込めてあいさつした。(2023/12/25-20:08)
Amami Islands Mark 70 Years since Return to Japan
The Amami Islands in southwestern Japan on Monday marked 70 years since their return to Japan from postwar U.S. occupation.
In a related event held by civic groups in the city of Amami in one of the Kagoshima Prefecture islands, flowers were laid in front of a bronze statue of poet Horo Izumi, who led the reversion movement.
The history until the reversion "must be passed on forever," Tetsuko Yasuhara, 70-year-old vice head of one of the civic groups, said.
The Amami Islands were occupied by the U.S. military after the end of the Pacific War, part of World War II, in 1945, along with Okinawa islands and Ogasawara islands.
The reversion movement began heating up around 1951, with almost all residents aged 14 or over signing by April that year a petition seeking the islands' return to Japan and people fasting to pray for the reversion.
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