新型肺炎「国内発生の早期」 受診目安、17日にも公表―加藤厚労相
新型コロナウイルスによる肺炎をめぐり、加藤勝信厚生労働相は16日夜、記者会見を開き、同日夕にあった専門家会議の初会合の中で、日本の現状について「国内発生の早期」との認識で一致したことを明らかにした。
加藤厚労相によると、専門家からは「感染経路が特定できない可能性がある複数の症例が認められる。患者が増加する局面を想定した対策を今から取る必要がある」との見解も出されたという。
一方、加藤厚労相は、感染に不安がある人が各地の保健所に設置された窓口に相談したり、医療機関を受診したりする目安について、17日にも公表すると明らかにした。「会議で出た広範囲な意見を踏まえる必要がある」として、16日中の公表は見送った。
厚労省によると、17日には、だるさや発熱、息苦しさなど、新型肺炎の症状について、どのくらい続いたら相談・受診すべきかの目安を示す方針。特に、重症化しやすい高齢者や糖尿病などの持病がある人について、早期の受診を呼び掛けるような目安を示すとみられる。(2020/02/16-22:23)
Japan in Early Stage of Coronavirus Outbreak
Infectious disease and other experts have agreed that Japan is in the early stage of a coronavirus outbreak, health minister Katsunobu Kato said Sunday.
At an experts' meeting on the coronavirus crisis, participants said there have been COVID-19 cases whose virus transmission routes will unlikely be identified, Kato told a news conference.
"It is necessary to take measures now, in preparation for an increase in patients," Kato quoted a specialist as saying.
Kato said the government will present as early as Monday guidelines on when to reach coronavirus consultation services at public health centers or visit doctors.
The guidelines are expected to say how long symptoms, such as fever, weariness and breathing difficulty, should be monitored before the sufferers take such actions.
最新ニュース
-
日本特殊陶業、東芝マテリアル買収=1500億円で
-
クマ駆除、事前協議を決定=責任明確化へ―北海道猟友会
-
オリックス、2位寺西と仮契約=プロ野球・入団交渉
-
温室ガス「60%減」軸に調整=35年度の新目標―政府
-
規正法改正、26日初協議=石破首相、「年内」強調
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕