本店周辺「高感度な街に」 新宿再開発巡り―細谷三越伊勢丹HD社長
三越伊勢丹ホールディングス(HD)の細谷敏幸社長はこのほどインタビューに応じ、東京都新宿区などと構想中の伊勢丹新宿本店周辺の再開発について、「感度の高い街にしたい。夜中まで遊べるようにすれば世界中から人が集まる」と語った。ホテルやオフィスに加え、娯楽施設も整備し、地域の魅力を一段と高めたい考えだ。
細谷氏は「われわれ(のグループ)には警備もある。ホテルも勉強中だ」と述べ、同店を中核にグループ全体で再開発に関与する姿勢を示した。アプリなどを通じ、個別の関心事や有用な情報を提供するといった「百貨店ならでは」のきめ細かいサービスも検討する。
伊勢丹新宿本店の売上高は、百貨店では国内首位。2022年度はインバウンド(訪日客)の回復効果もあり過去最高の3276億円を計上した。ただ、細谷氏は「のれん(ブランド)の力や周辺の保有不動産を使い切れていない。店の営業時間以外は利益を生んでいない」と指摘。街の活性化に主体的に関わり、資産の有効活用も狙う。
同社は中期経営計画で、店舗周辺の再開発に力を入れる方針を示している。新宿に加え、三越日本橋本店(東京都中央区)周辺も地域と一体で再開発に取り組むという。(2023/06/25-07:09)
INTERVIEW: Isetan Mitsukoshi Keen to Attract More People to Shinjuku
Isetan Mitsukoshi Holdings Ltd. President Toshiyuki Hosoya is keen to turn the area near the Isetan store in Tokyo's Shinjuku district into a more vibrant place attracting people from across the world.
On the redevelopment of the area being discussed among the department store operator, the Shinjuku ward government and others, Hosoya said that he hopes to turn the location into "a place with high sensitivity."
最新ニュース
-
トップは「戦時経済とインフレ」=ロシア紙五大ニュース
-
首相の弾劾訴追案提出へ=韓国最大野党
-
外国人就労、紹介費用に課題=厚労省が実態調査
-
「供述に真摯に耳傾けず」=袴田さん無罪で検証結果―証拠の保管把握「不十分」・最高検
-
コミッショナー公示(26日)=プロ野球
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕