トップは「戦時経済とインフレ」=ロシア紙五大ニュース
ロシア各紙は26日までに、2024年の出来事の総括を相次ぎ掲載した。有力紙・独立新聞は「五大ニュース」の1位に戦時の「記録的な経済成長」を選定。ウクライナ侵攻に伴う西側諸国の対ロ制裁に耐えながらも、しわ寄せは大きく、同紙のレムチュコフ編集長は「高インフレとの闘いで明らかな失敗」があったと指摘した。
同紙が選んだ五大ニュースの2位は「ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州一部占領」。3位は「モスクワ郊外で140人以上が犠牲となった3月の銃乱射テロ」、4位は「プーチン大統領の通算5選」、5位は「トランプ次期米大統領の返り咲き」と続いた。
一方、経済紙ベドモスチは、電子版で閲覧・引用が多かった記事の見出しを1面トップに並べ「24年のニュース」として紹介。その中で「米司会者がプーチン氏にインタビュー」「新国防相に経済学者ベロウソフ氏」を取り上げ、侵攻3年目のロシアの動向に対する関心の高まりを浮き彫りにした。
[時事通信社]
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