台風乗り越え「酒まつり」 被災蔵元も参加―福島・郡山
昨年の台風19号の影響で延期になっていた日本酒イベント「ふくしまの酒まつり」が1日、福島県郡山市で開かれた。台風で浸水被害を受けた蔵元も参加し、県内58蔵元の157銘柄が提供された。はしご酒を楽しむ人たちで、会場は大にぎわいとなった。
酒まつりは、2016年から東京都内で実施され、福島県内での開催は初めて。日本酒の出来栄えを競う「全国新酒鑑評会」で、県産酒の金賞受賞数が7年連続日本一に輝いたことを記念し、昨年10月末に開く予定だったが、台風で県内各地に大きな被害が出たため見送られていた。
自慢の酒が振る舞われた会場には、台風で被災した蔵元の姿もあった。本宮市の大天狗酒造は、酒蔵が約60センチ浸水し、酒米や製造設備が水没した。杜氏(とうじ)の小針沙織さん(32)は「何とか酒米を確保でき、新酒の仕込みを再開できた」と語る。ボランティアなど多くの人の支援を受けたといい、「おいしいお酒を造って恩返ししたい」と意気込んだ。
家族3人で来場した福島市の会社員大橋弘己さん(47)は「いろんな日本酒を味わえるのがいい。レベルの高さを感じた」と話す。横浜市から友人と訪れた青柳麻里さん(32)は「普段から福島のお酒はよく飲んでいるが、どれもおいしい」と笑顔を見せた。(2020/02/02-07:17)
Sake Event Held in Fukushima after Being Postponed by Typhoon
An event featuring Japanese sake was held in Koriyama, Fukushima Prefecture, northeastern Japan, on Saturday, after being postponed due to last year's Typhoon Hagibis.
Fifty-eight sake breweries from the prefecture, including those damaged by flooding from the 19th typhoon of 2019, introduced a total of 157 brands at the event.
The Fukushima Sake Matsuri (Sake Festival) event, which started in Tokyo in 2016, took place in Fukushima for the first time.
It was initially scheduled to be held in late October last year after Fukushima-made brands were awarded most gold prizes in the national sake competition for seven years in a row.
The 58 breweries included Motomiya-based Daitengu Shuzo, which was flooded some 60 centimeters above the floor level due to the typhoon, leaving rice and manufacturing equipment for sake submerged.
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