関電、緊急対策本部を設置 森社長「深くおわび」―不正閲覧問題
関西電力は31日、子会社が管理する新電力の顧客情報を社員らが不正に閲覧していた問題で、森望社長を本部長とする緊急対策本部を設置したと発表した。森社長は同日の決算記者会見で、「小売り電気事業者間の公正な競争を揺るがすものと重く受け止めている。深くおわび申し上げる」と陳謝した。
対策本部は今後、社外弁護士らによる調査と並行して原因究明を進める。森氏は「会社としての責任がある」と述べ、調査結果などを踏まえて関係者の処分を検討する考えを示した。
これまでの調査によると、今年度だけで4万件超の顧客情報が不正に閲覧され、一部は営業活動に利用されていた。関与した社員らは1013人。森氏は社内での不正の広がりを認めた一方、「役員や幹部クラスによる閲覧はなく、認識もしていなかった」と経営陣の指示や関与は否定した。対策本部は、情報漏えいの原因となったシステムの不備についても故意によるものではなかったか調査する。(2023/01/31-19:24)
Kansai Electric Sets Up Task Force over Fraudulent Data Browsing
Kansai Electric Power Co. said Tuesday that it has set up a task force to investigate the cause of the fraudulent viewing by some employees of client information managed by a subsidiary.
Information on over 40,000 clients of so-called power producers and suppliers, or PPSs, has been fraudulently accessed by 1,013 Kansai Electric employees and others this fiscal year.
最新ニュース
-
広島が連覇=INAC神戸破る―WEリーグ杯
-
韓国で旅客機炎上、120人死亡=バードストライクで着陸失敗か―バンコク発LCCのボーイング機
-
福岡大大濠、3年ぶり優勝=全国高校バスケット
-
富士通、社内公募で1万人異動=ジョブ型に手応え―時田社長
-
韓国旅客機事故の死者120人に
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕